2011年05月25日

福島第1原発 1号機と2号機の格納容器に穴の可能性

福島第1原発 1号機と2号機の格納容器に穴の可能性毎日新聞 5月25日(水)2時31分配信

 東京電力が24日公表した福島第1原発2、3号機で炉心溶融があったとする報告書の中で、1号機は原子炉圧力容器の外側にある格納容器に直径7センチ相当の穴、2号機では格納容器に直径10センチ相当の複数の穴が開いている可能性が初めて示された。東電は炉心溶融による2、3号機の圧力容器の損傷について「限定的」としているが、高濃度の汚染水がタービン建屋に漏れ出すなど、圧力容器やその外側の格納容器の健全性は元々疑問視されていた。東日本大震災から2カ月半。対応に問題はなかったのか。事故収束に向けた工程表の履行も危ぶまれる。【平野光芳、八田浩輔、久野華代】

 細野豪志・首相補佐官は24日夕の会見で、「見込みの甘さがあった」と陳謝。「引き続き冷却し冷温停止を目指す。解析に時間がかかるのはやむを得なかった」と釈明した。

 報告書は、2、3号機の冷却システムが停止し、燃料の出す熱で水が減り、圧力容器内の燃料棒(長さ約4メートル)下部まで水位が低下したと指摘。(1)燃料棒の一部が水につかった場合(2)水位が回復せず、燃料が露出し続けた場合の2通りでシミュレーションした。

 2号機は地震から77時間後の14日午後8時ごろ、3号機は42時間後の13日午前9時ごろから炉心の損傷が開始。両機とも、(1)の場合は燃料の半分程度が圧力容器の底に落下し、残り半分は本来の位置にとどまった、(2)の場合は大部分の燃料が落下した−−と結論付けた。

 東電は「(2)の方が現実に近い」とみており、2号機では101時間後の15日午後8時ごろ、3号機では60時間後の14日午前3時ごろに燃料の大部分が圧力容器の底に落下する炉心溶融(メルトダウン)が起き、それぞれ6〜8時間後に圧力容器が破損した。2号機では計測された圧力データから、格納容器に10センチ相当の複数の穴が開き、1号機で7センチ相当の穴が開いている可能性が浮かんだ。

 1〜3号機では水素爆発が発生したが、燃料棒損傷で生じた水素の量を、1号機800キロ、2号機400キロ、3号機600キロと推計した。また、冷却システムが停止し、注水を開始するまでの数時間で、燃料棒を溶融させる3000度近くに達した。吉田正・東京都市大教授(原子炉工学)は「最初の対応が将来の何カ月にも影響している」と述べ、東電や政府が日ごろから深刻な事態を視野に入れていたかどうかという姿勢を問題視する。

 気になるのは事故収束への影響だ。

 圧力容器底部の実測温度は2、3号機で100〜170度、1号機で100〜120度となっている。燃料が溶けて圧力容器の底にたまり少量の水でも冷却されているという皮肉な事態だが、大規模な放射性物質の放出はないと説明する。

 経済産業省原子力安全・保安院は24日、「形状がどうあれ、燃料が圧力容器内にとどまって冷却されている。収束の工程表に大きく影響しない」としている。

 しかし、小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子核工学)は「工程表は圧力容器の破損を前提としていない。政府も東電も早期収束に躍起で、作業員にプレッシャーがかかる。被ばくして命を削るのと引き換えに早期収束させるのはもってのほかだ」と指摘する。



posted by 夢見るまま at 08:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月24日

震災不明者、1カ月で半減 重複届け出精査、弔慰金受け付け登録

震災不明者、1カ月で半減 重複届け出精査、弔慰金受け付け登録産経新聞 5月24日(火)7時55分配信

 東日本大震災で行方不明者の数が約1カ月で半分に減少している。甚大な被害のため、当初、集計が混乱して実際以上に多くなったが、最近になって集計方法の変更などでより正確な人数が判明し始めたためだ。しかし、いまだに集計が進められない自治体もあり、全容把握にはまだ時間がかかりそうだ。

 ◆ピーク時1万7000人

 警察庁の統計では、震災以来、死者数とともに行方不明者数は増え続けた。

 震災1週間後には、約1万人だった不明者数が3月24日には、1万7千人を超え、4月中旬には死者数と合わせ、2万8千人超となった。しかしこの後、不明者数は減り続け、5月20日以降は9千人を割り込み、8千人台とほぼ半減した。

 通常、警察に捜索の届け出があった人のうち、依然行方が分からない人を「行方不明者」として集計する。だが、想定を超えた被害に「1人の不明者に対して家族や知人から二重三重に届け出があった」(宮城県警)。加えて「安否が確認されたとの届けがなかったり、遅れたりした」(岩手県警)ため、不明者数が実数以上にふくれあがる事態を招いた。

 このため、宮城、岩手両県警は、震災からほどなく、県や市町村が住民基本台帳や住民の聞き取りを基に精査した数字を不明者数として報告する方法に変えた。宮城県名取市で当初1千人としてきた不明者を、4月21日には231人に改めるなど、各自治体で精査が進み、不明者数が減少していった。

 一方、福島県警では捜索の届け出に基づく集計を続けたため、一時不明者は6千人近くに達した。その後、自治体と精査する方式に改め、現在は500人以下にまで減少。「特に弔慰金や義援金受け付けのため登録を募ってから正確に実数が分かりだした」(福島県警)という。

 ◆調査できず推計に

 震災から2カ月以上たった今も不明者の集計がままならない自治体もある。

 市街地の7割以上が津波被害を受け、死者が3千人を超えた宮城県石巻市は届け出を基に不明者を2770人としたまま4月4日から更新を止めている。同市市民課の佐々木恭弘課長は「本来なら一軒一軒訪ねて調査すべきだが、人員が足りない。復旧作業で精いっぱいだ」と話す。

 届け出をしないで市外に避難した人が多数いるとみられる一方、親族ごと流された世帯からは届け出自体がないため、不明者がさらに増えるか減るか分からないという。

 被災地の中でも人口が集中する仙台市は、推計を行方不明者数に加える手法をとった。義援金の配分を計算する上で不明者数の特定が必要なためで、仙台市区政課の加藤邦治課長は「被害が膨大すぎて推計という方法を取らざるを得なかった」と語る。

 同市が6日に発表した行方不明者数約180人のうち、推計人数は数十人になるというが、市側は「議論を呼ぶので詳細な計算方法は明らかにできない」としている。

 ◆全容把握なお時間

 23日現在の死者数は約1万5100人。うち身元が判明しない人は約2100人に上る。相当数の身元不明の死者に行方不明者が含まれるとみられ、新たな身元判明に伴い、さらに行方不明者数が減る可能性が高いという。市や警察の担当者は「死者・行方不明者といった犠牲者の正確な数は、最後まで分からないかもしれない」と口をそろえる。
posted by 夢見るまま at 15:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2、3号機も炉心溶融=東電が解析結果公表―容器損傷「限定的」・福島第1

2、3号機も炉心溶融=東電が解析結果公表―容器損傷「限定的」・福島第1
時事通信 5月24日(火)8時35分配信

 福島第1原発事故で、東京電力は24日、1〜3号機の地震発生前後の原子炉の状態について解析結果を公表した。

圧力容器内で水位が維持されていない場合、2号機は地震から約101時間後の3月15日午後8時ごろ、3号機では約60時間後の同14日午前3時ごろに、溶けた核燃料の大部分が圧力容器底部に落下するメルトダウン炉心溶融)の状態になったとした。解析結果は24日までに経済産業省原子力安全・保安院に提出した。

 東電は原子炉の記録計や警報発生記録、運転日誌などから地震前後の状態を解析した。2、3号機では電源回復後に水位計が一定の水位維持を示したが、1号機の水位計表示が不正確で予想外に水位が低かったため、水位計通りの水位があった場合と、水位が低下していた場合の2通りを想定した。
 2号機では、いずれの場合も水位低下後、炉心温度が上昇し、3月14日午後8時ごろから炉心損傷が始まった。水位計通りの場合は半分程度の燃料が溶けて落下。水位低下の場合は、地震の約101時間後に大部分の燃料が圧力容器底部に落下するとの結果になった。3号機は地震後に高圧注水系が起動したが、注水は13日午前2時42分ごろ止まり、水位が低下。同午前9時ごろから燃料損傷が始まった。
 水位が維持された場合は一部の燃料は損傷せず、大部分は炉心にとどまっていた。水位が低下していた場合は地震の約60時間後、ほぼ全ての燃料が圧力容器底部に溶け落ちたとみられる。
 2、3号機とも水位が低下していた場合の解析では、溶け落ちた燃料が圧力容器の底部を破損した可能性が高い。しかし、東電は温度計測結果などから、実際の損傷は「限定的だった」と判断。「現在は冷却が続けられており、今後、大規模な放射性物質放出には至らない」と結論付けた。 

posted by 夢見るまま at 10:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月20日

福島原発事故は「神の仕業」=東電の責任否定―与謝野経財相

福島原発事故は「神の仕業」=東電の責任否定―与謝野経財相時事通信 5月20日(金)11時12分配信

 与謝野馨経済財政担当相は20日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故は「神様の仕業としか説明できない」と述べた。同原発の津波対策に関しても「人間としては最高の知恵を働かせたと思っている」と語り、東電に事故の賠償責任を負わせるのは不当だとの考えを重ねて強調した。
 今回の原発事故をめぐっては、安全対策の不備や人災だとの指摘が国内外から出ている。「最高の人知」や「神による異常な自然現象」という論理で東電を徹底擁護する主張には、「原発は安全」と説明されてきた地元住民らからも批判が出そうだ。
posted by 夢見るまま at 13:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月11日

東電賠償額に上限設けず…希望退職・年金削減も

東電賠償額に上限設けず…希望退職・年金削減も読売新聞 5月10日(火)21時38分配信

 東京電力福島第一原子力発電所の事故の賠償策を巡り、政府は10日、東電による賠償を支援する前提となる6項目の「確認事項」をまとめた。

 東電の賠償総額に上限を設けないとしたほか、政府が設置する第三者委員会が東電の財務実態を調査し、東電を事実上、公的管理することなどを盛り込んだ。東電は11日に確認事項受け入れを表明する方針で、「原発賠償機構(仮称)」の新設を柱とする賠償策の枠組みが一両日中に決定する。

 東電は受け入れに合わせ、追加リストラ策として、希望退職の募集や企業年金削減の検討を表明する。

 賠償策では、機構を6月をメドに創設し、東電を含む電力各社が資金を拠出する。政府も賠償原資として、いつでも換金できる交付国債を拠出する。東電は、賠償金が巨額になった場合に機構から資金を調達して原発事故の被害者に支払い、その後の長期間、機構に返済し続ける。機構は、今回の原発事故の賠償金支払いのための「特別勘定」と、将来の原発事故に備えるための「一般勘定」を設ける。電力各社は一般勘定への拠出を受け入れるとみられる。 最終更新:5月11日(水)3時5分

posted by 夢見るまま at 07:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月10日

<浜岡原発>原子炉停止…電力不足ドミノの恐れは?

<浜岡原発>原子炉停止…電力不足ドミノの恐れは?毎日新聞 5月9日(月)22時45分配信

浜岡原発の全面停止要請受諾の会見で、厳しい表情を見せる中部電力の水野明久社長=名古屋市東区の中部電力本店で2011年5月9日午後5時58分、

 「東京電力への電力融通は中止せざるを得ない」−−。中部電力の水野明久社長は浜岡原発の停止を発表した9日の会見で苦渋の表情を浮かべた。当初、福島第1原発事故などで夏場に深刻な電力不足が見込まれる東電に余剰電力を回し、支援するはずだったからだ。

 ところが、首相からの浜岡原発の全面停止要請の受諾で、中部電自身が電力不足のリスクを抱えることになった。夏場に向けて、東電への融通中止に加え、武豊火力発電所(愛知県武豊町)再開で供給力を上積みするが、7月の供給力はピーク電力(2560万キロワット)を2・1%(55万キロワット)上回るだけ。「企業や家庭の冷房需要が増える夏場は気温の1度上昇で電力使用が80万キロワット増える」(アナリスト)とされており、薄氷の対応となる。

 「中部電が電力不足に陥らないように支援する」(海江田経産相)という政府は西日本の電力各社から中部電への電力融通を進めたい考え。計算上は関西、中国、四国、北陸、九州の5電力会社から計280万キロワットの融通を受けられる。

 ただ、福島原発事故後、立地住民の不安が高まる中、「定期検査中の原発の運転再開が遅れれば、関電なども融通どころか、たちまち需給が逼迫する」(経産省幹部)危うい状況。電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は9日、海江田経産相との会談で「検査などで停止中の原発の再稼働が電力安定供給に不可欠」と国の協力を求めた。

 実際、関電は原発11基中、4基が検査中で、夏までにさらに3基が検査入りの予定。九州電力も夏場に全6基の半数が検査で停止する可能性がある。関電は全発電量の約5割、九電も4割を原発に頼るだけに、予定通り再稼働できなければ、安定供給が見通せない。

 浜岡原発停止で中電が東電への電力融通を取りやめたことに関連し、政府は「関電など西日本の電力各社→中部電→東電」という電力の「玉突き融通」も構想するが、そううまく行くか。原発の再稼働停滞と猛暑が重なれば「関電など各社にもドミノ的に電力不足が広がりかねない」(電事連)。そうなれば「現在は15%削減の東電管内の夏場の電力使用制限の拡大や、中部電管内での計画停電実施も杞憂(きゆう)ではない」(アナリスト)。

 電力不足の広がりは東電管内での電力使用制限を受けて、夏場の生産計画を策定中の産業界にも影響を与えそうだ。トヨタやホンダなど大手自動車メーカーや、24時間電気を使う半導体メーカーなどを中心に、東電管内にある工場での生産の一部を夏場は中部圏や関西圏にシフトして、乗り切ろうと考えてきたからだ。中電や関電なども供給が逼迫すれば、そんな生産シフト作戦は難しくなる。産業界からは「安定的に電力供給される保証はない以上、綱渡りの生産状況が危惧される」(重電幹部)との声が漏れている。【立山清也、竹地広憲、高橋昌紀】
posted by 夢見るまま at 04:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<福島第1原発>週内にも計画避難を開始 福島県飯舘村

<福島第1原発>週内にも計画避難を開始 福島県飯舘村毎日新聞 5月10日(火)1時3分配信

 福島第1原発事故で「計画的避難区域」に指定された福島県飯舘村は9日、今週後半にも住民の避難を始める方針を明らかにした。村は住民約6200人の避難先として、福島市内にある旅館などの1次避難先約600世帯分と仮設住宅などの2次避難先約1250戸を確保。同日、県に避難計画を提出したが、避難を望まない村民もいるため、国が要請する5月中の全村民の避難は困難な情勢となった。

 村によると、村のあっせん施設に入居を申し込んだのは1014世帯で、希望者分の確保はできた。うち322世帯が妊産婦か高校生までの子どもがいる世帯だった。ただし、入居申込書を提出しなかった住民もいるという。村は最終的に2次避難先として約1400戸が必要になるとみている。

 また、東京電力の清水正孝社長が同日、村を訪れ、菅野典雄村長らに謝罪した。【池田知広、角田直哉】
posted by 夢見るまま at 04:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月07日

浜岡原発:全面停止へ 東海地震備え、安全対策完成まで

浜岡原発:全面停止へ 東海地震備え、安全対策完成まで

浜岡原発

菅直人首相は6日夜、首相官邸で緊急記者会見し、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)について、現在定期検査中の3号機に加え、稼働中の4、5号機を含むすべての原子炉の運転停止を中部電に要請したことを明らかにした。浜岡原発は東海地震の想定震源域に立地しており、地震により重大事故が発生する可能性がある。首相は「国民の安全と安心を考えた。浜岡原発で重大な事故が発生した場合に、日本社会全体に及ぶ甚大な影響を考慮した」と述べ、東京電力福島第1原発事故を受け、大地震に伴う重大事故発生を防ぐため停止要請したとの考えを示した。

 首相会見に先立ち、海江田万里経済産業相は同日、中部電の水野明久社長に原子炉の停止を要請。水野社長は「迅速に検討する」とのコメントを発表し、事実上、要請を受け入れる考えを示唆した。浜岡原発は08年度に1、2号機の廃炉が決まっているため、今回の菅首相の要請により、同原発は全面停止されることになる。

 首相は会見で、運転停止要請の具体的な理由について、文部科学省の地震調査研究推進本部が「30年以内にマグニチュード8程度の東海地震が発生する可能性は87%」と分析していることを紹介。「東海地震に十分耐えられるよう、防潮堤の設置など中長期の対策を確実に実施することが必要だ。完成までの間、すべての原子炉の運転を停止すべきだと考えた」と説明した。

 東日本大震災の発生を受け、政府は全国の54基の原発の海側に、高さ15メートルの防潮堤を設置する工事に着手したが、完成は13年度末の予定。このほか、被災した場合の予備品の確保なども必要になることから、経産省原子力安全・保安院は6日、対策完了までにはおおむね2年程度かかるとの見通しを示した。浜岡原発は少なくとも、対策完了までは運転を停止するとみられる。

 ただ、今回の首相の停止要請に法的根拠はなく、首相は「指示、命令という形は現在の法律制度では決まっていない」と述べた。保安院によると、原発を規制する法律には原子炉等規制法や電気事業法があるが、浜岡原発はこれらの法律に違反しているわけではないため、今回の要請は「あくまで自主的な対応を求めたもの」(保安院幹部)となる。中部電が要請に応じなかった場合の対応を問われた首相は「十分理解をいただけるよう説得したい」と述べるにとどめた。

 中部電は4、5号機の具体的な停止時期について「検討中」としているが、電力需要が高まる7月以前の停止となれば、夏には管内の電力需給が逼迫(ひっぱく)する恐れもある。首相は「電力需給バランスに大きな支障が生じないよう、政府としても最大限の対策を講じる」と述べ、理解を求めた。【田中成之、丸山進】

 ◇完了へ、おおむね2年
 東日本大震災の発生を受け、政府は全国の原発に緊急安全対策を要請。中部電力は浜岡原発の海側に、高さ15メートルの防潮堤を設置する工事に着手したが、完成は13年度末になる見込み。このほか、被災した場合の予備品の確保なども必要になることから、経済産業省原子力安全・保安院は、対策完了までおおむね2年程度かかるとの見通しを示した。浜岡原発は少なくとも、対策が完了するまで運転を停止するとみられる。

 ◇浜岡原発
 中部電力(本店・名古屋市)が静岡県御前崎市(旧浜岡町)に建設した、同社唯一の原発。5基の原子炉からなる。5基とも福島第1原発と同じ「沸騰水型」(5号機は改良型)。1号機は76年3月、2号機は78年11月に運転を開始したが、多額の耐震補強費が必要になったことから08年に廃炉を決め、09年1月末に運転を停止、廃炉手続きを進めている。3号機は東日本大震災の発生時、定期検査で停止していたが、中電は7月に運転再開する意向を示していた。4、5号機は運転中。

<浜岡原発>中部電力、首相の原子炉運転停止要請に結論出ず毎日新聞 5月7日(土)15時28分配信

 中部電力は7日、臨時取締役会を開き、菅直人首相が要請した浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全原子炉の運転停止について協議したが、要請を受け入れるかどうかについて結論は出なかった。

 同日午後に予定されていた水野明久社長の記者会見は中止になった。中部電力には夏場の電力供給不足を懸念する声がある一方、政府の要請は受諾せざるを得ないとの意見もある。【丸山進】
posted by 夢見るまま at 16:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月06日

焼き肉チェーン食中毒できょう捜索=経営会社など、死者4人―富山・福井県警

焼き肉チェーン食中毒できょう捜索=経営会社など、死者4人―富山・福井県警時事通信 5月6日(金)6時23分配信

 焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、富山、福井両県警の合同捜査本部は6日、業務上過失致死傷容疑で、店を経営するフーズ・フォーラスの金沢市の本社や、同社に肉を納入していた東京都板橋区の食肉卸会社など、関係先数カ所を家宅捜索する。
 一方、富山県は5日、新たに砺波店(同県砺波市)を利用した県内の女性(70)が死亡したと発表した。同チェーンで飲食後に死亡した人は4人となった。
 富山県生活衛生課によると、女性は4月23日に砺波店でユッケなどを食べた。26日に下痢や腹痛を訴え、27日に入院。その後、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、5月5日朝死亡した。
 女性からは腸管出血性大腸菌O(オー)111が検出された。同店の他の利用者からもO111が検出されていることなどから、同課は同店での飲食が原因と判断した。
 女性は、今月4日に死亡した40代女性の家族。2人は家族5人で同店で食事をした。ほか3人のうち2人が食中毒の症状で入院しているという。
 同チェーンをめぐっては、砺波店でユッケを食べた富山県高岡市の男児(6)が4月29日に、福井市の福井渕店で飲食した小学校就学前の男児も同27日に死亡した。
 このほか、横浜市旭区の横浜上白根店で飲食した女性(19)も同25日に入院して重症となっている。厚生労働省によると、5日時点で富山、福井、神奈川の各県で死亡者を含め計79人が食中毒の疑いがあるという。
 福井県の検査で、死亡した男児2人から検出されたO111の遺伝子型が一致。このため、菌は店に納入される前に付着した可能性が高いとみられている。フーズ社は、生食用でない牛肉をユッケとして販売していたことを認めている。

焼き肉店で集団食中毒、男児死亡・・・富山県
posted by 夢見るまま at 09:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月03日

原発、海水利用の冷却断念…外付け空冷装置に

原発、海水利用の冷却断念…外付け空冷装置に読売新聞 5月2日(月)3時8分配信

 東京電力は、福島第一原子力発電所1〜4号機の危機を収束させる手段について、本来の冷却システムである海水を使った熱交換器の復旧を、事実上断念した。

 熱交換器が動けば原子炉などの温度を劇的に下げることができたが、ポンプ類が集中するタービン建屋に大量の汚染水がたまり、既存のポンプを使う熱交換器の復旧には相当の時間がかかると判断した。

 今後は、補助的な位置づけだった空冷式の「外付け冷却」によって、100度未満の安定した状態(冷温停止)へ徐々に持ち込むことを目指す。

 熱交換器は、海水が流れる装置の中に、原子炉などの冷却水が流れる配管を浸し、低温の海水で高温の冷却水を冷やす仕組み。冷却効率が高く、5、6号機では3月19日に熱交換器が復旧すると、原子炉内の温度が1日で約200度から約30度まで下がった。

 東電は1〜4号機でも熱交換器の復旧を急いだが、タービン建屋の地下などには、原子炉から漏れ出したとみられる汚染水がたまり続けて排水が追いつかず、ポンプ類を復旧させるめどが立たない。また、余震による津波対策として作業用トンネル(トレンチ)をコンクリートで塞ぐことになり、トレンチ内の配管を通して海水を熱交換器へ引き込むのが難しくなった。 最終更新:5月2日(月)3時8分

)「人の思い出捨てるのがボランティアなのか」 GWで現地入り 悲惨な現実に言葉失う
posted by 夢見るまま at 06:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

焼き肉店で集団食中毒、男児死亡…富山県

細菌検査せずユッケに…「菌つかないと思った」読売新聞 5月2日(月)21時8分配信

 焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の店舗で食事した富山県高岡市と福井市のいずれも6歳の男児が、腸管出血性大腸菌「O(オー)111」に感染し、死亡した集団食中毒で、同チェーンを運営するフーズ・フォーラス社は2日、金沢市の本社で記者会見し、厚生労働省の基準で生肉を提供する際に求められている細菌検査を実施していなかったことを明らかにした。

 男児2人はいずれも、先月16日に仕入れた加熱用肉を生のまま調理したユッケを食べて発症した可能性が高く、同社の勘坂康弘社長は「認識に甘さがあった」と謝罪した。

 厚労省は基準で、生肉を提供する店に対し、肉のサンプルをとって細菌検査することを指導している。検査では、刻んだ肉を培養液に入れて大腸菌などの有無を調べる。同社は2009年7月を最後に検査を行っておらず、勘坂社長は「一度も陽性反応が出なかったので、肉に菌が付くことはないと思った」と話した。 最終更新:5月2日(月)23時1分

<集団食中毒>食肉卸が提案…ユッケ用に「加熱用肉を提供」毎日新聞 5月2日(月)12時5分配信

 焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」でユッケなどを食べた富山、福井両県の男児2人が死亡した集団食中毒で、同店を経営する「フーズ・フォーラス」(本社・金沢市)の石野浩平マネジャーが、毎日新聞の取材に「2年前に食肉卸売会社から『ユッケ用に』と提案があり、(加熱用の)肉を提供してきた」と答えた。富山県警は業務上過失致死容疑を視野に、フォーラス社側から任意で資料提出を受けて関係者から事情聴取。福井県警も慎重に調べを進めている。

 石野マネジャーによると、この肉は09年5月に東京都板橋区の卸売会社から提案を受け、同年7月から店に出し始めた。これまで食中毒などは起きなかったという。厚生労働省は98年、生食用食肉について大腸菌の陰性や解体、流通、調理方法について基準を定めているが、違反した場合の罰則はない。

 石野マネジャーは「卸売業者や飲食店側の判断で、提供は許されると認識していた」と説明、今回の食中毒に対して「衛生面の努力をしてきたが、このような事態を起こして申し訳ない」と陳謝した。【宮本翔平、大森治幸】


肉販売業者もユッケ用と認識、加熱用殺菌し納入読売新聞 5月2日(月)3時8分配信

 富山県砺波市の焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」砺波店で、生肉のユッケを食べた同県高岡市の男児(6)が腸管出血性大腸菌「O(オー)111」に感染し、死亡した集団食中毒で、東京都板橋区の食肉販売業者がユッケ用と認識しながら、加熱用の肉を殺菌消毒して卸販売していたことが1日、食肉販売業者などへの取材でわかった。

 同チェーンを運営するフーズ・フォーラス社(金沢市)も加熱用と認識しており、取材に対し、「安く仕入れたかった」と説明している。

 同チェーンでは4月、福井市の店舗で食事をした男児(6)も「O111」に感染し、死亡しており、富山、福井両県警は、業務上過失致死容疑の可能性もあるとみて店側などから事情を聞いている。

 食肉販売業者によると、フォーラス社から商談があったのは2年前。厚生労働省の基準に沿った生食用の肉は扱っていなかったが、アルコールで殺菌し、真空パックに入れる安全対策を講じることでフォーラス社と話がまとまったという。

 業者は取材に対し、「ユッケに使うことは聞いていた」としたうえで、「生食用でない肉をユッケに使うかどうかは、あくまで買った側の判断」と話している。 最終更新:5月2日(月)3時30分


焼き肉店で集団食中毒、男児死亡…富山県読売新聞 4月29日(金)20時48分配信

 富山県は今月21〜23日に同県砺波市の焼き肉店で食事をした24人に下痢や腹痛などの症状を訴える集団食中毒が発生し、溶血性尿毒症症候群(HUS)の疑いで入院していた10歳未満の男児が29日、死亡したと発表した。

 男児からは腸管出血性大腸菌(O111)が検出された。

 同県によると、24人は焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす砺波店」で生肉を食べており、男児のほか14人からO111やO157が検出された。県砺波厚生センターは27日付で食品衛生法に基づき、29日までの3日間、営業停止にした。 最終更新:4月29日(金)20時48分

タグ:集団食中毒
posted by 夢見るまま at 05:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。