<ヒマラヤ遭難>日本人3人雪崩で死亡 中国・クーラカンリ10月2日10時54分配信 毎日新聞
雪崩が起きたヒマラヤ「クーラカンリ」の場所
中国チベット自治区にあるヒマラヤの「クーラカンリ」(標高・主峰7538メートル)に挑戦していた「日本クーラカンリ登山隊2008」の隊員3人が1日、雪崩に巻き込まれて死亡した。
日本にある留守本部によると、亡くなったのは▽加藤慶信登攀(とうはん)隊長(32)=山梨県南アルプス市▽有村哲史隊員(27)=千葉市緑区▽中村進隊員(62)=埼玉県志木市。有村さんは隊の荷物管理責任者、中村さんは撮影を担当していた。
同隊は高橋和弘隊長(34)ら6人と医師の計7人で構成。主峰や中央峰(7418メートル)、東峰(7381メートル)の縦走を計画していた。加藤さんら3人は1日、5900メートル地点から6550メートル地点に向かう途中、連絡が取れなくなった。他の隊員が捜索し、雪崩に巻き込まれた3人を見つけた。
留守本部(東京都渋谷区)の橋本清代表には1日午後8時45分ごろ、現地から連絡があったという。橋本代表は「信じられない思い。亡くなったメンバーはベテラン中のベテラン。山は何が起こるか分からないが、非常に残念だ」と話した。
中村さんはエベレスト、北極点、南極点の3極制覇に日本人で初めて成功。88年にはカメラマンとしてエベレスト頂上からテレビの生中継をした。加藤さんは8000メートル級の山八つに計10回登った経験があるという。有村さんは早稲田大大学院文学研究科の修士課程3年に在籍。同大学広報課によると、大学時代は山岳部に所属し、卒業後はOBらでつくる山岳会に入り、登山を続けていたという。【川上晃弘、苅田伸宏、柳澤一男、小林悠太】
★★★
第一人者、有望の若手=3極点到達、登山経験豊富−加藤さんら10月2日12時15分配信 時事通信
中国チベット自治区のヒマラヤ高峰クーラカンリで雪崩に巻き込まれ、死亡した3人は日本の登山界の第一人者や将来を期待される若手だった。登山中につづったブログには「生き抜く覚悟」と書き込まれていた。
関係者によると、登攀(とうはん)隊長の加藤慶信さん(32)は明治大山岳部OB。無酸素でのエベレスト登頂など「ジャイアンツ」と呼ばれる8000メートル級の山を8つ、10回制覇した。日本人では2番目の実績という。
隊員の中村進さん(62)は日本大山岳部出身。日本人で初めて北極点、南極点、エベレスト頂上という地球の「3極点」に到達した。早稲田大大学院生の有村哲史さん(27)もヨーロッパやカナダで登山経験があった。
2008年10月03日
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