2010年10月08日

ノーベル化学賞・鈴木章さん一問一答

ノーベル化学賞・鈴木章さん一問一答産経新聞 10月6日(水)23時15分配信


ノーベル化学賞を受賞した北海道大学・鈴木章名誉教授 6日札幌市・北海道大学

 ノーベル化学賞に輝いた鈴木章さんが6日夜、臨んだ記者会見での主なやり取りは以下の通り。

 −−受賞の報はいつ

 「午後6時20分くらいに電話があり、ワイフが出たら英語で何か言ってすぐに切れた。外国からも電話が来ることはあるが、今日の時期だから、アンビリーバブルなことが起こったのかもしれないよ、とワイフに言っていたら、6時25分ごろにまた電話があり、ノーベル委員会の人が『おめでたい話をしたい』ということでした。そのような名誉ある賞をいただいて非常にうれしいと話しました」

 −−同時受賞の根岸(英一)さんについては

 「私がブラウン先生のところにいたのは1963〜65年で、根岸さんは恐らく67年か68年にブラウン先生のところにいたと思う。だからそのときはお会いしていないが、その後、パデュー大学に10回以上は行っていて、そのときに根岸さんがいました。根岸さんはその後、シラキュースの大学にいたときがあり、泊めてもらったことがあります」 −−スズキカップリングが社会に還元されていることについて

 「大学の先生はみなさん社会に貢献する仕事をしたいと思っているが、なかなか思うようにはできない。その点、私の場合はラッキーでした。最初に発表した1979年のころは、そんなに役に立つとは思っていなかった。役に立ったのはラッキーです」

 −−研究する上での信条は

 「ブラウン先生がよく話していたのが、教科書に載るような研究をしなさいということ。私もそれを肝に銘じて、学生の諸君にも教科書に載るような研究をしようと言っている。もう一つ学生に言っていたのは、重箱の隅をほじくるような研究だけはするなということ。誰もやっていない新しい研究をしようと言っていた」

 −−北海道大学で研究を続けてきたことについて

 「私は北大で教育を受けて、北大で職を得て、40年北大でお世話になったわけですが、北大で勉強できてよかったと思っています。東京や大阪の大学からも来てほしいという話はあったが、大都会は好きではない。今も札幌は郊外に行くと森もあり川もあり、いいところです。研究するにも静かな環境で勉強するのはいいと思う」

 −−以前、セレンディピティについて語っているが

 「セレンディピティとは研究上、運に恵まれるかどうかということで、幸運に巡り会う機会はあっても、それを生かすかどうか、その対応の仕方が肝心。新しいものを見つけようとする気持ち、見つけるための努力が大事で、それを持っているかどうかで、セレンディピティを生かすかどうかは変わってくる」

 −−受賞について奥さんは

 「最初に電話を取ったのはワイフでしたが、喜んだかどうか。『アンビリーバブルなことが起こったのかな』と言ったら、『そんなことないでしょ』って言ってましたが」


posted by 夢見るまま at 04:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ノーベル賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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