社会保険庁は2日、事業所を通じて現役の厚生年金加入者に発送した「ねんきん特別便」1857通について、記載の一部にミスがあったと発表した。3日にも謝罪文を同封した訂正便を送り、ミスのあった特別便を事業主経由で回収する。
ミスがあったのは、仙台市内の印刷委託業者が6月23、25の両日、計23社に送った1万4374通のうち国民年金への加入歴がある人の記録の一部。国民年金加入歴について、納付済み月数の合計と加入月数の合計の数字を逆に印刷していた。
6月14日の岩手・宮城地震でコンピューターのサーバーが破損し、特別便印刷用のファイルが消失。業者が社保庁に報告せずに再びプログラムを作成した際に誤りが生じたという。